2019/03/26
「おしゃれな人は小物のアレンジが上手」。普段のコーディネートと同じく、ウエディングでも小物セレクトが勝負を決める! もちろん、儀式としての基本や意味も忘れずに押さえましょう。
【グローブ】
ドレスの素材と袖の長さに合わせて
花嫁の清潔さと純粋さを意味するグローブは、ウエディングに不可欠なアイテムです。当日、むくんで入らない! なんてことのないようにサイズが合っているか確認しましょう。
手首部分の装飾など、デザイン性の高いものが豊富です。カジュアルからクラシカルまで、多彩な雰囲気を演出できます。サテンやオーガンジー、コットンレースなど、ドレスのイメージに合わせて選びましょう。
ベアトップやアメリカンスリーブなど、肩を露出するドレスにはロンググローブでバランスをとりましょう。ネイルアートを見せるため、手の甲の布地を中指のリングでひっかけるフィンガーレスグローブもあります。
【ベール】
ドレスの素材と袖の長さに合わせて
種類や長さ、デザインはもちろんつける位置でもイメージが変わります。「悪魔などから花嫁を守る」「ベールアップの儀式で、新郎との壁をなくす」など、色んな意味を持つベール。挙式の印象を大きく変える大切な存在です。
ベールと言ってもデザインはさまざま。厳粛な式なのか、もしくはアットホームな式なのかといった挙式スタイルに合わせて選びましょう。
挙式中、顔にかかるタイプをフェイスアップベールと呼び、なかでも床につかない丈をショートとわけています。カジュアルな雰囲気で後ろに華やかな装飾があるドレスは、隠れない丈のベールを選べば参列者にもアピールできます。
フェイスアップベールのロングバージョン。長いトレーンのドレスには、やっぱりロングベールを合わせましょう。理想は、トレーンの長さから10㎝ほど長い丈でふちにレースが施されていると、バージンロードに美しく映えます。
顔を覆わないタイプで、聖母マリアから名前がついたといわれています。コームなどのない一枚布なので、ヘアにとめにくく、ベールの重みでヘアが崩れるアクシデントに注意が必要です。折ることでフェイスアップベールにすることも可能です。
デザインと合わせて確認したいのがふちどり。ベールのふちあしらいで雰囲気がガラリと変わるので要チェック。
ベールのふちに細いワイヤーを通し、軽やかな動きと華やかさを出したタイプです。小花モチーフやスワロフスキー、ビーズを散らしたデザインなら華やかさをいっそうアピールできます。
繊細なリバーレースなどを全体に施したものや、立体的なコード刺しゅうをあしらったものまで豊富で、気品や高級感を演出しています。ドレスと同じレースを使ったベールはトータルコーディネートも完璧です。
生地の端を、他の布でふちどるのがパイピング。ほつれ防止という実用的な意味や、デザインのアクセントとして多用されます。ふちどる部分の太さや素材によってイメージがガラリと変わってきます。
【ヘアドレス】
単体で選ぶのではなく全体のバランスを考えて
小物だけを見て「可愛い」なんて決めてしまわないようにしましょう。同じデザインでも幅や高さでガラリと変わるので、必ず試着して確認しましょう。
フロント部分にだけパールや石を散りばめた、正統派のヘッドドレスです。上から見たとき円を描くのがクラウンで、ティアラは半円です。
ワイヤーなどの素材に、パールやビーズを施したもの。幅やアレンジ、使っている素材によってイメージが変わります。
王冠に代表される、西洋の冠をイメージしたヘッドドレスです。祝福や繁栄の意味が込められ、欧米では幸せな花嫁の象徴となっています。
柔らかい布で作られた、小さなヘアキャップを指します。カチューシャよりも幅が広く厚みがあり、ドレスやレースと共布を使ったものが多いです。
大輪の花は大人っぽく、小花を散りばめるとキュートな印象になる。ブーケと同じ花材を使うのが一般的です。フラワーコサージュも華やかです。
大きなリボンやコーム、デザイン性の高いヘアピンなど種類は豊富です。長い紐のようでアレンジ多彩なラリエットの人気も高いです。
【その他】
こんなアイテムも見逃さないで!
2WAYドレスや、一着で一日を過ごすとき、ブーケの代わりに傘やバッグを持つのも人気のアレンジです。最近は華やかな日傘が増えているので探してみるのもいいでしょう。シンプルなバッグをキラキラデコで彩るのも素敵です。
鼻にかかるていどのノーズベールがついたトーク帽や、ネットチュールのついたフラワーコサージュなど、ベリーショート丈のベールは個性的なものが豊富です。クラシカルなのに新鮮でモダンな雰囲気を演出できます。