13歳でウエディングドレスを作ったアメリア・カサブランカがシシリー島にアトリエを設立してから50年以上。現在は息子のジョバンニに受け継がれ、ディテールにこだわったイタリア文化の代名詞のようなドレスを次々と生み出している。
バロックからルネッサンスの古典スタイルを得意とし、花や葉のモチーフ、レースや手刺しゅうをあしらったドレスは、ゴージャスでユニーク。セクシーさとフェミニンさがミックスされた「“シンプルではない”ウエディングドレス」の醍醐味を表現し続けている。チュール、シルク、タフタ、ミカド、フレンチレースなど最高級素材を使用。ボリューミーなスカートの下に手刺しゅうで花を描き、上から軽やかな素材を被せ、動きに合わせて見え隠れさせるなど、茶目っ気のある仕掛けも盛り沢山。ビーズが施された美しいドレスに身を包めば、まるで舞踏会のプリンセスのよう。