イタリア
建築学を学び、オートクチュールにおいて最初に3Dと呼ばれる立体型のドレスを作り出したと言われているアントニオ・リーヴァ。22年前に小さなアパートメントからキャリアをスタート。初めて自分のドレスを買い付け、広めてくれた外国人顧客が日本人のドレスショップオーナーだったことから、コレクションを考える際は常に日本の花嫁が念頭にあるという。
デザインのなかで拘るところは、バックスタイル。前方はごくシンプルで、後方にゴージャスなウエーブをあしらうデザインが特徴。「バックのウエーブを見た時に、自分のデザインとすぐにわかってもらえるのはうれしいこと」という。
創作のインスピレーションはもっぱら旅行から。「エレガントな日本が大好き」という。日本滞在中は、窓ガラスに映る光景や幾何学的な建築物、かな文字に至るまで、ありとあらゆるものがデザインの源泉となるそうだ。
Designer
アントニオ・リーヴァ