オーガニックコットンを中心に、コットン・ウール・シルクなどの素材で、カジュアルで着心地の良いドレスを製作する「ルーシー」。デ
ザイナー佐々木英子氏は、まるで洋服を選ぶようにナチュラルで自分らしいスタイリングを提案する。1着でも色々な表情を楽しめるようにと、袖の取り外しや、リボンの結び方で印象が変わるデザインや、コットンファーなどのアレンジアイテムも用意し、花嫁の個性を表現する。ウエディングドレスを製作するきっかけとなったのは「クリエイターがつくる香水展」のワークショップで調香師から香水の歴史を聞いたとき。ナポレオンが結婚式用に香水をオーダーするなどウエディング関連の話があり、コットンでつくるウエディングドレスを思いついた。ミモザやスズランなど祝い事と香水に関連した花から、「ポカポカと温かな、幸せを祈る、誓いの日」をイメージし、生花やグリーンなど自然に合う優しいドレスをつくり上げている。
(Wedding BOOK No.70より)
Designer
Eiko Sasaki