イメージする花嫁像は、凛として自立したかっこいい女性。「女性のしなやかな骨格や筋肉を眺めるのが大好き」というユニクロ出身の横畑早苗が生み出すドレスは、その彫刻のように研ぎ澄まされたフォルムだけではなく、着心地のよさも特徴。袖を通した瞬間、あまりの軽さから心を鷲掴みにされる花嫁も多い。自身の結婚式での苦い経験から「ゲストと心から楽しむためにも一日中着ていて楽なドレスを」とドレスブランドを立ち上げ、口コミでその人気を広めていった。
武器は学生時代に磨き上げたパターン技術と縫製技術。デザイン段階からパターンが目に浮かぶため、着たときにストレスのない構造を考えるのもお手のもの。アパレルでマスファッションを多く手掛けた経験が「スタンダードでありながら、ポイントでニュアンスを持たせる」という今のスタイルにつながり、シンプルモードを好むハイセンスな花嫁たちから絶大な支持を誇っている。
Designer
横畑早苗(よこはたさなえ)