美しいレースとカッティングで
妖精のような花嫁に

イタリア

南イタリア・ナポリ出身のデザイナー。実家が経営するオーダードレス店で、型紙や高級生地、各種レースに囲まれ、ファッションに対する興味と感性を磨きながら育った。大学では哲学を専攻したものの、卒業後に現在の夫でもありビジネスパートナーでもあるジーノ卿／GinoSignore（現MAISON SIGNOREオーナー）と出会いファッション業界に。結婚を機に本格的にウエディングドレスブランドを発表し、一躍イタリア人気ブランドに。コレクションはどれも優雅でロマンティック。なかでも、軽やかな天然シルクにフレンチレースを贅沢にあしらったAラインのドレスは、まるで地球に降り立った妖精のようだと注目を集めた。ガーデンにも教会にも映えるドレスは、南イタリアらしいゴーシャスなレース使いと、背中を美しく見せる大胆なカッティングが特徴。「エレガンスとは注目されることではなく、記憶されること」と語る。