東洋的なエキゾチックさと美しさを再定義し、いまや世界的なファッションシーンで躍進を続けるレバノン出身のデザイナーたち。そのアイコニックな存在となっているのが煌びやかなビーズ刺しゅうやゴージャスなチュール使いで知られるズハイル・ムラドだ。
レバノンのラス・バアルベク生まれ。幼少期よりイラストやアートに目覚め、10歳の時にはすでにドレスのスケッチに没頭し、頭角を現す。高校卒業と同時にパリへ移住し、大学にてファッションの学位を取得した。帰国後、1997年にレバノン・ベイルートにてアトリエをオープン。2001年、パリのオートクチュール・ウィークで初めてコレクションを発表し「次世代を担う若手デザイナー」として国際的な脚光を浴びた。
グラマラスでありながら審美的かつモダンなスタイルはビヨンセやジェニファー・ロペスなど多くのスターやトップモデルを魅了。世界的なアワードやレッドカーペットを飾るブランドとしても知られている。
Designer
ズハイル・ムラド