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大きくわけて3種類!ドレス入手法のすべて

2019/02/05 

ドレス入手法のすべて

会場にあるドレスから選ぶのではなく、自分が本当に気に入ったドレスを着たいという花嫁の思いや、それを応援する人たちの存在で、かなり選択肢が広がってきたドレス選び。より最適な、自分にぴったりの入手法を見つけましょう。

 

 


 

 

セル(買う)

こんな人におすすめ
“セルドレス”

*誰も着ていない、ニュードレスが欲しい。

*自分に合ったドレスを、時間をかけずに選びたい。

*思い出のドレスだから、ずっと持っていたい。

*海外挙式と国内披露宴など、何回もドレスを着る。

 

特徴

リアルクローズと同様に国内ブランドやインポート。
既に完成したドレスのこと

プレタポルテとも呼ばれ、既製服のことを指します。有名ブランドの高級ドレスから、海外で作られたリーズナブルなものまで価格帯は広いです。インターネットでの通販は格安だけれど、現物を見ることが難しいという難点もあります。サイズは7~11号が中心です。

 

メリット

最新デザインのものや格安ドレスなどなど
ニュードレスを着られる

海外やリゾート挙式と国内パーティ、地元と東京など、期間をおいて何回か着る場合、レンタルよりお得なこともあります。買い取りなので、ショップで購入する場合、サイズ調整もレンタルドレスよりはぴったり合わせてくれる。新品のドレスというのも最大の魅力です。

 

期間

サイズがあればすぐゲット。海外から
取り寄せの場合半年くらいかかることも

1カ月前でもサイズが合って気に入ったものがあれば大丈夫でしょう。とはいえ、店にあるのはほとんどがサンプルなので、サイズ調整を考えると3ヵ月前には来店したいところです。人気のドレスやサイズがない場合、半年近くかかってしまうこともあるので注意してくださいね。

 

注意点

ベールやグローブなど
レンタルや販売で別料金のことが多い

ベールやグローブといった小物がセットになっていないことがほとんどになります。ひとつずつ用意していくと予算オーバーの可能性もあるので要注意です。保管とメンテナンスも必要。下取りをしてくれるショップもあるので、挙式後のことも相談しておきましょう。


 

ユーズドドレス


・タイミングが合えばお得な掘り出し物に出会える可能性あり!

レンタルドレスで数回着られたものやサンプルドレス、展示会などで飾られていたものが中心です。リサイクルとはいえ、クリーニングもきっちりされているうえかなりリーズナブルです。ただ、自分のサイズと希望のデザインに出会えるかはまさに運次第なのでこまめな情報収集を心がけましょう。

 

海外購入


・格安で済むはずがサイズの調整などで結局高くつくことも

海外に旅行がてら、ドレスをリーズナブルに購入する人が最近増えています。ここで気を付けないといけないのが「サイズ直しは時間もお金もかかる」ということです。サイズ直しをするお店を探すのも大変だし、直し費用に20万円以上かかることもあるので注意しましょう。

 

 


 

 

オーダー(作る)

こんな人におすすめ
“オーダードレス”

*身長や体型で、普段も既製の洋服が合いにくい。

*ドレスや小物にはとことんこだわりたい。

*他人と同じは嫌。自分だけのデザインが欲しい。

*母親や姉妹、友人の思い出の品を取り入れたい。

 

特徴

生地から選んで作る
世界でたった一着のスペシャルドレス

デザイン画の制作から始め、生地のセレクトや細部の相談、数回の仮縫いを経て作る、まさに究極の花嫁ドレスです。フルオーダードレス、オートクチュールと呼ぶこともあり、ドレスと共布のヘアドレスや靴といった小物、記念の人形などを作ってくれるショップもあります。

 

メリット

デザインはもちろん
体をより美しく見せるジャストフィットが魅力

デザインから素材まで、自分の理想をすべて実現できる喜びはもちろん、体にぴったりというのが大きなポイントでしょう。体型に合わせてドレスを調整するのではなく、ボディラインが一番美しく見えるようにドレスを作り上げていくオーダードレスは着心地も抜群です。

 

期間

ゼロから作るので
遅くとも3ヵ月前にアトリエに行くこと

フルオーダーの場合「デザインの相談」「デザイン画制作」「仮縫い」「本縫い」の流れで進みます。2~3回の仮縫いが平均的で、細部まで話し合いながら作るので、最低でも3ヵ月前には依頼をしましょう。サイズオーダーやパターンオーダーでもこの時期に合わせましょう。ただ最短一ヵ月というショップもあります。

 

注意点

保管とメンテナンス!
リメイクをしてくれるお店もあるのでチェック

挙式後のクリーニングや、圧縮パッキングで保管するなどの方法を考えたり、お願いしたりの手間とお金が必要です。たいてい、ドレスをオーダーしたお店が紹介やアドバイスをしてくれるので相談してみましょう。準備面では、小物が別というところが多いので気を付けてくださいね。


 

「オーダー」の中身は色々!


・内容やシステムが本当に多彩なので事前の確認が不可欠

有名なのがパターンオーダー。セミオーダー、プレタクチュールともいい、パターンやパーツ、素材を組み合わせて作るシステムになります。一般的にゼロから作るよりは時間を節約でき、出来上がりをイメージしやすいのもポイントです。

自分のサイズを細かく採寸して、インターネットで依頼する方法もあり、比較的リーズナブルなものが多いです。また、既製ドレスのサイズだけをジャストフィットさせるシステムをサイズオーダーと呼ぶこともあります。ちょっとしたアレンジなら、対応してくれる場合もあるので相談してみるのもいいですね。

「オーダー」といっても、お店の定義はまちまちです。本当にゼロからデザイナーと作りたい人や、ハンカチやネックレスなど思い出の品をドレスに取り入れたり、母親のドレスをリメイクしたりなど、こだわりのある人は、それにきちんと対応してくれるお店を探すことも大事ですね。

 

 


 

 

レンタル(借りる)

こんな人におすすめ
“レンタルドレス”

*比較的、既製服のサイズで問題なく着られる。

*和装やカラードレスなど、いくつか着替えたい。

*挙式までの期間が3ヵ月をきっている。

*ウエディングが終わった後、ドレスの保管に困る。

 

特徴

結婚式のときだけ借りて返すシステム
日本では最も一般的な入手法

基本的に、手間がかからずリーズナブルな入手法の主流です。会場の衣裳室から町のレンタル店まで、レンタルドレスを取り扱うショップも多いです。レンタル期間は2泊3日が多いけれど、2週間レンタルというお店もあります。小物やメンズのセットプランも豊富です。

 

メリット

高価なドレスでも比較的リーズナブル
小物のセットも多い

高価なブランドドレスや新作インポートなども手頃な価格で入手できます。小物一式がセット料金になっていることが多く、トータルコーデが楽なのも魅力です。メンテナンスや保管の心配も不要。海外挙式でも、日本で決めたドレスを現地で受け取れるショップもあります。

 

期間

人気のデザインは早い者勝ちなことも
3ヵ月前には来店を

どんなに遅くても2週間前くらいには来店をしましょう。サイズ調整を頼む場合はもっと早い時期に。結婚式当日はもちろん、挙式後のクリーニングなど2~3日は必要なので、ハイシーズンや人気のデザイン、中心サイズのものなど、タッチの差で涙することのないよう注意しましょう。

 

注意点

サイズが合わなくても
最低限の微調整で着ることが多い

何度も着まわすことを前提に作られているので、高級で繊細な生地よりも丈夫な素材が多いのが特徴です。お店によって対応はかなり変わるものの、サイズが合わない場合は靴の高さで調整したりコサージュなどで隠したり臨機応変にフォローしてくれます。お直しは簡単な裾あげ程度と考えておいたほうが無難でしょう。


 

呼び方はお店によって様々


・ファーストレンタルやオーダーレンタルなど内容と違いを確認して

並んでいるものから選んで借り、挙式後は返すという流れになりますが、ちょっとプラス要素が加わったシステムもあります。まずひとつは、オーダーのようにドレスを作れるのに、挙式後は返却できるシステムです。ただ、素材やデザインから作れるところから、サイズ調整のみの店までさまざま。

自分の好みや体型に合ったニュードレスなのに、値段はフルオーダーより割安です。保管やメンテナンスの手間も必要ありません。これを「オーダーレンタル」と呼ぶお店もあれば、「ファーストレンタル」と呼ぶところもあります。オーダーレンタルの場合、「デザインオーダー」なのか「サイズオーダー」なのかを聞いておくことを忘れないようにしましょう。

そしてファーストレンタルなら、オーダーできるのか、それとも単に新しいドレスを一番乗りでレンタルできるという意味なのかを最初に確認しておきたいところです。ショップによって内容やシステムは様々です。言葉だけに動かされず、実際のサービスはどうなのかを早い段階で知っておけば、自分の望むサービスを受けられて、後悔のない一着に出会えます。


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