- ウエディングドレス専門誌の公式サイト -


お気に入り
一覧

ブーケトスの楽しみ方と注意点をご紹介!ゲストも満足する挙式演出とは?

2019/08/05 

ブーケトスとは挙式が終わった花嫁さんが参列している女性ゲストに向けて「幸せのおすそ分け」という意味で投げるイベントのひとつです。

日本では受け取ったら次に結婚できるなどというジンクスもあり、幸せになりたい女性ゲストのためには楽しいイベントとなります。

ブーケトスの由来

ウエディンググローブの種類

ブーケトスは、14世紀頃のヨーロッパが発祥と言われています。

当時ヨーロッパにて、教会から挙式が終わって出てきた花嫁さんの小物やドレスを引っ張り、少しでも幸せをあやかりたい!という行動が多く横行してしまい、そのような乱暴な行為を避けるために「ブーケトス」をするようになったそうです。

海外と日本でのブーケトスの違い

海外と日本でのブーケトスの違い

海外では「挙式で使用したブーケ」に価値があるとして、本物のブーケをトスするのですが、日本で行われるブーケトスは、トス用ブーケを別に発注するのが一般的です。

日本においては、実際に挙式で使用したブーケは披露宴用としてそのまま続けて使用されることが多く、ブーケの扱いが海外とはやや異なります。

その理由としては、本物のブーケだと重すぎて危険であったり、またブーケを押し花や3Dにして保存しておきたいというニーズが増えてきたからです。

本来のブーケトスの意味合いから少しずれてしまってはいますが、日本特有のやり方として多くの花嫁さんが受け入れやすくなったのも事実です。

とはいえ日本でも本物のブーケをトスすることはできますので、会場の担当プランナーと相談してみるとよいでしょう。

本物のブーケはトスしてゲストにプレゼントして、披露宴ではあえて挙式とは印象の異なるカラーブーケを用いたり、あるいは思い切ってクラッチバックなどに変更してしまってもおしゃれです。

ブーケトスは、ゲストへの配慮も大切

ブーケトスは挙式の緊張から解きほぐされて、ゲストの笑顔と祝福の声を間近で感じられる楽しい儀式です。

ただし最近では独身層の年齢が上がっていたり、一度離婚を経験した方がゲストの中にいらっしゃることもあります。

また参加人数が少なすぎてもイマイチで、15名くらいが丁度よく盛り上がれます。

具体的には、以下のようなポイントを押さえておくとよいでしょう。

・名前を呼んで前に出したりしない
・参加したい人だけに集まってもらう
・参加者が少ない場合は司会者に調整してもらう

配慮を怠ると、せっかくの楽しいイベントが気まずい空気になることもあるので注意が必要です。

ブーケトスに代わるイベントも

ブーケトスに代わるイベントも

ブーケトスをしたいと思ってはいながら、以下のような理由で悩まれる花嫁さんがいらっしゃいます。

・ブーケトスをできるスペースがない
・参加者が少ない(もしくは、既婚者が多い)
・投げるのが下手で自信がない
・投げるのではなく、丁寧にプレゼントしたい

そんな悩みを抱えている方には、代わりに以下の方法をおすすめいたします。

ブーケプルズ

ブーケプルズとは、ブーケにリボンを何本か巻いてひとつだけがブーケと結ばれているというもの。

ブーケを渡したい人がすでに決まっているようであれば、会場スタッフの協力のもと、ブーケと繋がっているリボンをプレゼントしたい方に気付かれないように渡すこともできます。

また結婚式のテーマカラーに合ったものを用意するのも◎。リボンの色は目立つものが多いため写真にも印象的に残りやすく、良い記念になります。

室内の小スペースでもできるので、披露宴中に行っても問題ありません。

ブーケを直接手渡しする

ブーケを投げることに抵抗がある場合は、直接手渡ししてしまうというのもありです。

「親友に渡したい」「先輩に渡したい」と思っていても、大勢が注目する中、呼び出して堂々とご紹介するのは、その人だけがクローズアップされてしまうため気が引けます。

その場合は、「テーブルラウンド中にテーブルで渡す」「送賓中に渡す」「控室に来てもらう」といったシチュエーションであれば、自然に手渡しすることができます。また、ブーケと一緒にお手紙などを添えたら、さらに気持ちが伝わるでしょう。

ブーケトスを思いっきり楽しもう

ブーケトスを思いっきり楽しもう

ブーケトスは、とても爽やかで楽しいイベントです。

最近では女性ゲストだけでなく男性ゲストが参加する場合もあって、挙式の緊張感とは反対に一気に笑いに包まれる時間が流れることもあります。

またブーケトスに限らずとも、同じようにゲストと一緒に楽しめたり、想いを伝える方法もありますので、おふたりらしいやり方で楽しんでみてはいかがでしょうか?


こんな記事も読まれています