2019/08/05
教会式の結婚式で花嫁さんが身につけるアイテムのひとつである「ウエディングベール」。
ウエディングベールは、ドレスと同じく種類によって印象が大きく変わってきます。
ところがドレスショップで見かけるベールの中には、サブアイテムとして小物セットに入ってしまっていることもあるため、「ウエディングベールは特にこだわらない」と考えている花嫁さんが比較的多いようです。
一方で最近では、お母様からの感動イベントとして「ベールダウン」があったり、バージンロードが美しい教会式の会場に合わせてみたりと、ベールの存在感は軽視できません。
結婚式で僅かな時間しか身に着けないものにお金を掛けるのはもったいない…と感じている花嫁さんもいらっしゃいますが、ドレス同様にベールの重要性もぜひ実感していただきたいと思います。
花嫁さんの中には、ウエディングベールを身に着ける時間は短いから高価なものを使用するのはもったいないと思って、予算削減してしまう人もいらっしゃいます。
ただ実際のところ着用時間は意外と長く、以下の間はベールを身に着けている状態となります。
<当日の流れ>
・ヘアメイク
・着替え
・ファーストミート
・控え室や会場のフォトスポットで撮影
・挙式リハーサル
・ベールダウン
・挙式スタート
・フラワーシャワー
・ブーケトス
・写真タイム
そしてこの間は、花嫁さんにとって一番美しい姿の写真が撮影できる時間でもあります。
特に明るい時間帯に挙式を行う場合は、自然光の中でベールを掛ける美しいシーンを写真に残せます。
披露宴になると時間の経過や感動の涙でメイクが崩れたりもしますが、ベールを身に着ける挙式においてはメイクしたばかりの美しい姿に加えて、ブーケやヘッドに付けた生花をはじめ、周りの小物も写真映えします。
このように一番美しい写真が撮れる場面だからこそ、その時間に身に着けるウエディングベールにもぜひこだわっていただきたいと思います。
ウエディングベールには、主に以下3つの種類があります。
・ロングベール(足元よりもさらに長いベール)
・ミドルベール(腰までの長さのベール)
・ショートベール(肩までの長さのベール)
他にも種類としてはバルーンベール等もありますがスタンダードなベールはだいたいこの3つとなります。
その中で注目したいのは、ベールについている装飾です。
クラシカルなイメージで、レースの色合いや質にもよりますが、全体的に品が良く見えます。ウエディングドレスの色調と合わせるのがポイントです。
また大聖堂やバージンロードが長い重厚感のある会場、また濃い色のバージンロードの会場などではレースが一層目立ちおすすめです。
ドレスのトレーンが短くて心配な花嫁さんにとっては、ベールでトレーンを補うことができるのも特徴。
レースの柄や幅によって印象が変わってきますので、合わせるドレスとセットでご自身のお顔や印象、なりたい花嫁像などをもとに選ぶようにしましょう。
ドットが入っているベールは、主にドレスとセット販売されている事が多いです。
ナチュラルな昼間のガーデンパーティなどでは、グリーン越しにドットが浮き出てとてもキュートで爽やかな印象になりますので、気取らず軽やかなスタイリングをしたい花嫁さんにはおすすめです。
さらに個性的な髪形やメイクで遊んでみれば、さらにおしゃれな花嫁に変身できます。
チュールにビーズやパールが縫い付けられているベール。
ビーズやパールの量によっては重くなるため、ロングベールでは少し歩きにくいかもしれませんので、長さを選ぶならミドル丈かショート丈がおすすめです。
キラキラ輝くベールなので、太陽光の下でも、スポットライトが当たる会場でもどちらでも合います。
ドレスとの相性でいうと、ビーズのベールの場合は真っ白に近い色のウエディングドレスがマッチし、パール感があるベールならアイボリーに近いウエディングドレスに合います。
ドレスがシンプルでアクセントをつけたい場合などに活用してみてはいかがでしょうか?
ウエディングベールは選び方によっては、花嫁さんの印象を大きく変える奥が深いアイテムのひとつです。
また購入やレンタルではなく、サムシングオールドとしてご家族やご友人から受け継ぐこともあるため、ウエディングベールはスタイリングを超越した「想い」が存在する重要なアイテムであるとも言えます。
ウエディングベール選びはドレスと同じくらい大切といっても過言ではありませんので、ぜひ妥協せずに選ぶようにしましょう。