【nae. ATELIER（アトリエ ナエ）】2024年3月1日、パリコレクションにて2度目のファッションショーに挑戦

■コレクションコンセプトは日本語で ―「自らをもって由となす」― テーマは“Sharpened Will”

華美な方が良しとされやすい日本の婚礼衣裳において、「シンプルの美」の価値観を確立することをミッションと考え、ドレスではなく着る人自身の体や存在そのものが美しく見えるよう、装飾を削ぎ落としたシンプリシティを追求。計算し尽くしたシルエットと最高級の素材を用いてMADE IN JAPANに拘り、商品を製作する。
パリコレクション出展のコンセプトは、福沢諭吉が自由という概念を訳した「自らをもって由となす」。自分の意思を信じて好きなものを身に纏う選択と決意を行い、節目の日を迎える大切さと日本的シンプル美を伝えるためにあえて日本語で設定した。
2回目の出展となる2024年は、テーマを「Sharpened Will」と設定。初回の反省点を踏まえ、立体感ある海外モデルの身体でも日本的美意識がより正しく伝わるようデザインとパターンを根本から改善。凛と生きる人をイメージし、贅沢なハリのある素材としなやかに動く柔らかな素材のコントラストを活かし、強さとしなやかさを兼ね備えた人間美をシンプルかつ構築的なシルエットで表現すする。迫力と見応えのある新作6型と、海外用にブラッシュアップした日本発表型6型の合計12型を発表する。
　

■今回の特別メディア向け披露会に際して、代表横畑のメッセージ

「2回目となるこの度の出展は、昨年の反省点を克服すべく、欧米のしっかりとした体格向けのシンプルなデザインとサイズ感で新型を6型製作。本当に見せたいシンプルの美に挑戦します。今後は世界的に通用するウエディングブランドとして成長し、より多くの方々が自分らしく結婚式を迎えられる世の中に貢献してまいりたいと考えております」

本質を求め、成熟した思考を持つ落ち着いた大人の女性へ。そっと静かに入る胸元の変形のカッティングが、体をほっそりと見せる効果あり。極細の糸で複雑に織られた、光沢と透け感と上品なハリが美しいシルク生地が優美にたゆたう。

溌剌として思い切りよく人生を生きる女性へ向けて。ウエストからふわりと広がるスカートのシルエットが体にメリハリを生む、溌剌とした存在感を放つAラインドレス。直線的なカットを多数施すことによって、重心をぐっと上がり、スタイルアップが実現。

大胆に腰まで開いたバックスタイルが内に秘めた意志の強さを表現。体に心地よくフィットするストレッチ生地の上に、柔らかく光を通す美しいシルクオーガンジーを重ねて作り出した、しなやかな曲線美。直線的でスタイリッシュなネックラインとアームホールのラインが、鎖骨と肩の骨格を美しく印象的に。

動くたびに色の濃淡が生まれ、一瞬ずつ新たな表情を見せるカラードレス。2色のオーガンジーを重ねた深みと渋みのあるグリーンの上に、たっぷりと重ねたブラウンのチュールが芯の強さを表現。カラーブロックで見せるバックスタイルもポイント。

人と違うことを楽しむ、スタイリッシュなファッションがお好きな花嫁さまへ。マニッシュなストレートラインのシルエットに、華やかな余韻をたなびかせるトレーンを持つ個性的なドレス。シャープな肌見せのバックスタイルが、格好良さと自分軸を貫く印象に。

オーガンジーやチュールの薄くて透ける生地の特性を活かし、４色の重ね方や縫製技術をデザインの中に落とし込み、一着の中にグラデーションのような濃淡を表現したカラードレス。胸元やウエストの色のラインが、視覚効果で上半身をメリハリのある体に。青みがかった上品なグレーのシルクオーガンジーがふんわりとやわらかく広がり、スタイリッシュながらも上品で優しい印象。